【AGAは治療可能】女性にも薄毛治療があるって知っていますか?

  • 2022年3月11日
  • 2022年10月18日
  • AGA
AGA

こんにちは

今回は女性の薄毛について話したいと思います。

「え、薄毛って男性だけの問題じゃないの?」と思った方も多いでしょう。

しかし女性にも薄毛や脱毛症はおきるのです。

● AGAってなに?

AGAとはAndroGenetic Alopeciaの略で直訳すると

Androgenic = アンドロゲン=男性ホルモンによる
Alopecia = 脱毛症

で、男性型脱毛症などの名称で呼ばれています。

ストレスや加齢、他の疾患によらず、男性ホルモンであるアンドロゲンが原因で脱毛が起きている状態を指します。

● なぜアンドロゲンで脱毛が起きるのか?

アンドロゲンの種類

アンドロゲン=男性ホルモンにはいくつかの種類があり

最もイメージしやすいテストステロンのほかにも、

ジヒドロテストステロン(DHT)
・デヒドロエピアンドロストロン(DHEA)
・アンドロステロン
・アンドロステンジオン(Androstenedione)
・エピアンドロステロン 

といった種類があります。

このうちジヒドロテストステロン(DHT)がAGAの原因になると言われています。

● ジヒドロテストステロン(DHT)が脱毛を起こす?

ジヒドロテストステロン(DHT)はテストステロンが材料になって作られます。

しかしジヒドロテストステロンはいつでも・どこでも作られるわけではなく、テストステロンから合成するには5αリダクターゼIIという酵素が必要になります。

この5αリダクターゼIIは前頭部と頭頂部に多く存在することがわかっています。

そうです、M字ハゲ・O字ハゲの場所ですね!

ジヒドロテストステロン(DHT)は5αリダクターゼIIの作用によって産生されると、毛乳頭細胞にある男性ホルモン受容体に結合し、毛母細胞の分裂を抑制させる脱毛因子(TGF-β)を産生させます。

通常髪の毛は数年のサイクルで発毛⇒成長期⇒退行期⇒脱毛を繰り返していますが、ジヒドロテストステロンに襲われた髪の毛はこのサイクルが半年以下に短縮されてしまい、十分な成長できないまま抜け落ちていきます。

M字脱毛の人のM字や頭頂部脱毛の頭頂部の部分になんとなく細くて頼りない毛が生えているのを見たことはありませんか?

あれが、ジヒドロテストステロンによって十分な成長ができなかった髪の毛なのです。

● ジヒドロテストステロンをなくせばよい?その方法は?

脱毛・薄毛の原因がAGAであれば、

ジヒドロテストステロンを減らす=脱毛・薄毛が改善する

ということになります。

ではどうすればよいか?

ネットを検索していると、サプリメントやAGAに効果がある食べ物、などが紹介されており、病院で治療をするよりも手軽なため、取り入れているかたもいるようです。

しかし、どんな食べ物もサプリメントもジヒドロテストステロンの減少を主な目的としたものではないので、期待しているような効果は期待できないことが多いです。

やはりAGAにはAGAの薬があるので、それを使用してみましょう。

ネット上にはAGA治療薬を謳った並行輸入の薬剤が散見されますが、まず並行輸入品の使用はお勧めできません。

特にAGAの治療薬は男性と女性で薬剤が異なるため、注意が必要です。

男性のAGAの治療薬の代表であるプロペシア(フィナステリド)は女性には使用できません。

女性のAGAに対してはスピロノラクトンという通常は利尿剤等の目的で使用される薬剤やミノキシジルという血管拡張薬を使用していきます。

スピロノラクトンって?

スピロノラクトンはアルドステロンというステロイドホルモンの作用を抑える効果を利用し、体からナトリウムを排出させることで、利尿(尿を出す)効果を期待して保険診療でも使用されている薬です。

ではこれがなぜAGAの治療薬として効果があるのでしょうか?

それはアルドステロンはアンドロゲン≒男性ホルモンと形が似ているため、スピロノラクトンはジヒドロテストステロンの作用を防ぐ効果あるのです。

ミノキシジルって?

ミノキシジルの原型となる薬は血管拡張剤として心疾患に使用されている薬でしたが、内服患者にの体毛が濃くなる副作用が次々と報告され、発毛効果があることが明らかになりました。

その効果を利用して頭皮への血流が良くすることで、毛根に栄養が十分にいきわたるようになり、発毛効果を期待される薬となりました。

ただし内服をするとどうしても体中の血管が広がってしまい心臓に負担がかかったり、血圧が下がるなどの副作用が起こるリスクがあります。

そこでリアップ®などの外用薬(塗り薬)が登場したわけです。

● AGA治療に興味がある方は専門のクリニック受診がおすすめ

脱毛・薄毛に悩んでいる方は専門のクリニックに相談してみることを強くお勧めします。

近年ではAGA専門のクリニック・病院が増えており、受診するハードルは下がっています。

ただ実際受診するとなるとなんとなく恥ずかしい、という気持ちもあるかと思います。

そこで今回はオンラインで完結できるクリニックをご紹介します。

CLINIC FOR(クリニックフォア)

東京に6院、大阪に1院展開する総合診療を中心としたクリニックです。

オンライン診療での処方も受け付けており、土日対応可能、平日も20時半までやっているのは非常にありがたいです。

⇒CLINIC FOR(クリニックフォア) 公式サイトはこちら 

AGAスキンクリニック レディース院

AGAの治療の老舗AGAスキンクリニックの女性を対象としたクリニックです。

全国に主要都市に55院展開しており来院もしやすいことに加えて、オンライン診療でも処方可能。

さらにカウンセリングを無料で行えるため、「自分にAGA治療は必要なのかな」という方はとりあえず受診してみることをお勧めします。

AGAスキンクリニック レディース院 公式サイトはこちら

この2つはどちらも大手の経営で治療経験が豊富な医師が対応してくれますので安心して相談できます。

「オンラインでも恥ずかしい」という方、はっきり言って医療者は何とも思いません!

「腰が痛い」「のどが痛い」「咳が出る」「薄毛が気になる」くらいの並びで診ているので、気軽に相談することをおススメします。